小田急電鉄 松田駅
小田急電鉄には新松田駅という駅は存在しますが、松田駅という駅は存在しません。松田駅はJR東海の駅です。
ですが、マルスシステム上には小田急電鉄の松田駅が存在します。
新宿接続松田までの乗車券です。口座収容なので85mm券、自動改札にも対応しております。まあJRのお話ですが。
この松田駅、駅コードもしっかりと存在します。システム上はちゃんと存在する駅なのです。実際にはないけど。
調べたところ、国鉄と小田急線が直通運転をはじめた頃にはこの小田急線松田駅の駅コードが定められていたようなので、おそらく直通列車絡みで運賃計算の簡略化のために設定された駅なのではないかと推測します。
ちなみにこの松田駅、新宿接続以外では出すことができません。
これはおそらく、国鉄との直通当初は新宿の次が松田だったということに由来しているのではないかと思います。
さて、マルスシステムでは小田急線の新宿-小田原間を経由する際、経由欄に「小田急線」と表記するように設定されいます。
しかしこの切符には小田急線の文字はありません。何故なのか。
おそらく、松田駅が小田急線から飛び出た存在(小田原線から別れて連絡線を通った先にあるため)であるため…ではないかと思います。
おかげさまで小田急の窓口で大揉めです。
なんと小田急線内の磁気情報が入ってないらしく、自動改札を弾かれてしまいました。
挙句経由欄に小田急線の文字はないため「これJRの切符ですよ」と言われてしまう現実。まあ小田急線に松田なんて駅はないので本当にしょうがないんですけど。
ややこしいのにシステムから消えないのが謎。一定層に需要があるのでしょうか…?