浅野川線→IRいしかわ鉄道線
北陸鉄道浅野川線は、北鉄金沢駅から内灘駅までの6.8kmを結ぶローカル線です。
金沢でJR線、IRいしかわ鉄道線と乗り換えが可能ですが、JRとの普通連絡運輸の設定はありません。
しかし、IRいしかわ鉄道線との普通連絡運輸は設定されています。お前もJRみたいなもんだろIR…
なお普通連絡運輸が設定されているのにもかかわらず、券売機の口座にはありません。というわけで、補充片道乗車券での発券となります。
ちなみに、浅野川線の補片を入手する方法は現状この連絡券を買うこと以外確認されていません。
でもこれ、左上見ていただければわかるかと思うんですけどほんとにIR連絡専用なんですよね。どうやら3セク化してIRいしかわ鉄道が誕生した際にわざわざ用意したようです。
北鉄金沢駅は地下駅。めっちゃ近代的です。
なおやってくるのは見慣れた顔。元京王井の頭線のステンプラカーです。
なんと車内は当時とほぼ変わらず。懐かしい気分になれました。
シアワセならPOS叩こう -東日本編- (暫定版)
みなさんはPOS端末という魔法の機械をご存知でしょうか?
このPOS端末、窓口に設置されているものなのですが、マルスとは異なり一癖も二癖もあるオタクが好きそうな魔法の機械です。
しかもJR各社毎に仕様が全く異なるというオタクが絶対好きなやつですからね。もう堪りません。
今回は私が最も専門的に収集しているJR東日本のPOS端末(通称2POS)をpick up。
シアワセなら叩くのは手とPOS端末と私の中で決まっているので、私がこの趣味を持ってから使用した切符らを元に、マルスとPOSを比べてみましょう。
- 入場券
まずはマルスの入場券を見てみましょう。
このマルスの大きい入場券を知らない人がそこそこいるということをつい先日知りました。
続いてPOSの入場券。
左上に【東】の印字があります。これが2POS の証。
そして発券箇所。駅名+数字3桁がPOSの証です。
この3桁数字ですが、ある程度の法則があるようです。
どうやら支社毎に番号のつけ方が違うようで………このあたりはもうすこしデータが揃ってから書きましょうかね。
ちなみにこの入場券ですが、発券できない駅もあります。
そう、簡易委託駅です。もちろん入場券の出せる簡易委託駅もあるのですが…
有名なところですと、冠城駅や森宮野原駅は簡易委託であり、入場券の発券ができませんでした。
なお簡易委託でも鏡石駅や、今回取り上げた甲斐大泉駅などは可能です。
- 短距離乗車券
おそらく入場券だけでは、この端末の真の面白さに気付けない方もいらっしゃるかと思います。
というわけで、手始めに短距離乗車券を比較してみましょう。まずはマルスから。
見慣れたものですね。さて次は2POS。
お気付きですか?
経由欄、中央東線となっています。
マルスでは線は省略されます。が、2POSではしっかりと線まで表記されます。
ここが2POSの面白さです。
今回は1経路のみでしたが………複数経路になったら、もっと面白そうだと思いませんか?
- 長距離乗車券
手始めにマルスのものから。
越後湯沢の改札マルスで発券したものです。
マルスの長距離券も情報が詰まっていて面白いのですが………2POSを見てみましょう。
やばくないですか?
このゾクゾクする経由欄、堪らないですよね。
よく見てる方はお気付きかと思いますが、信越線はなんと信越本線と表記されているんです。
○○本線って券面に出せるんですよ?素晴らしすぎませんか??
- 自由席特急券
まずはMVで発券したものを。マルスでも券面は変わりません。
続いて2POSで発券したものを…
2POSは有効期限が○日間有効という表記になります。
またB特急券のBがありません。ちょっと変な感じ。
- 新幹線特定特急券
まずはマルスで発券したものから。
北越急行ほくほく線十日町駅にはMR51が設置されており、JRのきっぷの購入が可能です。
さてさて、お次は2POS。
有効期限の表記以外は殆ど変わりません。
- 新幹線自由席特急券
準備中…しばしお待ちを。
ではでは、ここからは2POSの特性がよくわかるゾーンに入ります。
- 回数券
まずはマルスの…ものが手元にJR東海ツアーズ京都支店で発券した回数券しかなかったので、指定席券売機(MV)で購入したものをご紹介。
今は亡きMV30です。懐かしいですね。
マルスでも同じような回数券となります。
さて、本題。2POSの回数券をご覧ください。
もうツッコミどころのオンパレードですよね。
まず経由欄。路線名ちゃうやん。
経路内にある主要駅(?)である国分寺と書かれています。まあ確かにこれでも経由わかるけどさ…………
そして右上、マルスは太字で東と書かれていますが、2POSの場合は入場券や乗車券と同じく【東】となっています。
- 定期券
絶賛スキャニング中。少々お待ちを…
スキャニングチャージ!
- 社線連絡
オタクが好きなやつですね。これでも2POSは独特の世界観を保っています。まずはマルスから。
社線連絡は連絡会社線、区間などによってはマルス中央装置に距離や金額が登録されていないものが存在します。そんな時のために、金額入力発売というものが存在します。上のものはまさに金額入力で発売されたものです。
金額入力の場合、自動改札が通れない120mmの切符で発券されます。
さあて2POSを見てみましょう。
はい、自動改札が通れます。
ただしJR区間のみですが。
JR区間は自動改札が通れます。うれしい!
さて北千住の東武改札に切符を入れると…
「ピンポーン!係員のいる窓口へお回りください」
ダメでした。
実はこの記事、まだ未完成です。
定期券もそうですが、みんな大好きグリーン券とかのことも書きたいので…
しかしながらスキャン中です。また完成したらツイッターの方でおしらせします。ひとまず暫定公開ということで…
- ところで
人間ならこれを聞いてください。
区間変更のいろは
皆さんは区間変更という制度はご存知でしょうか?
これは使用開始後にきっぷを変更することができる制度です。なんて便利な制度なんでしょう。
普通乗車券、自由席特急券、特定特急券、普通急行券又は自由席特別車両券を所持する旅客は、旅行開始後又は使用開始後に、あらかじめ係員に申し出て、その承諾を受け、当該乗車券類に表示された着駅、営業キロ又は経路について、次の各号に定める変更(この変更を「区間変更」という。)をすることができる。
(1)着駅又は営業キロを、当該着駅を超えた駅又は当該営業キロを超えた営業キロへの変更
(2)着駅を、当該着駅と異なる方向の駅への変更
(3)経路を、当該経路と異なる経路への変更
出典:JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第7章 乗車変更等の取扱い -第2節 乗車変更の取扱い -第3款 旅行開始後又は使用開始後の乗車変更の取扱い
ここでは、いろいろな区間変更をご紹介。旅の参考にしてみてね。
- 本来のきっぷと別の方向の駅に変更した場合
立川駅や八王子駅など、改札内の指定席券売機では特急券との同時購入をすると区間変更が可能です。
以前は特急券を持ってることにして区間変更ができたのですが…不正乗車防止の観点からでしょうか、今はもうできなくなってしまいました。
- 本来とは異なる経路への区間変更
いわゆる経路変更というものです。
今回の場合、「京都から東海道線で岐阜まで行き、岐阜から高山線と太多線を通って中央線へ抜ける経路」が本来の経路でしたが、経路外の名古屋で途中下車がしたくなったので、「名古屋経由に区間変更した」というものです。
しっかりと原券情報が書いてあるのが好感待てます。
区変改補にPOS付番が書いてあるの、最高すぎません???
- のりこし
最後に一番オーソドックスな例を。これも厳密に言うと経路変更を兼ねているものでもあるのですが………
本来は市ヶ谷から在来線で熊谷までという乗車券を新幹線経由に変更し、着駅を西武線入間市まで伸ばしたものです。
ちなみにこのきっぷ、変更後の経路が新幹線-高崎-高崎線-八高-東飯能となっております。さらっと幹在別線の特例区間を通っている、というわけ。高崎で降りたかったので。
区間変更は本当に奥が深いです。みなさんもいろいろな区間変更を試してみてね。
あ、最後に一つだけ。
区変改補は断られる可能性も高いので、そこで変に食ってかかるのはやめましょう。そういう現場に遭遇したことがあります。
あとすごい時間がかかります。やるならそれを覚悟の上でやりましょう。